人生観を180°変える旅。フリーエコノミーが現実に!?アイルランドへマークボイルに会いに行く

皆さんは、Mark Boyleをご存知だろうか?

この人↑

私は知らなかった。ところが、パーマカルチャーや自然と共存して生きたいと思ったとき、彼の2作目の著書に出会った。

タイトルと体つきこそいかついが、マークは決して事実を誇張したり考えを押し付けたりはしない。お金を介することによって起こる自然との、人との”断絶”を避けるべく勉強した事実と実際に29歳の時から実践している無銭で生きる方法を、それこそ歯磨き粉の作り方から紹介してくれるのだ。

日本から取り寄せた彼の本はすぐに付箋まみれになった。末尾の翻訳者により紹介されていたマークの現況を読み、次の目的地をアイルランドに決めた。

それによると、「お金を使わない」という意志に反して結構売れてしまった本の印税を、ブログ投票の結果、現実のフリーエコノミー・コミュニティーを築くための土地購入に使用。アイルランドの田舎の豚小屋を30人のボランティアと共に誰でも無料で宿泊したりワークショップを受けられる場所へとリノベし、自身も同じ敷地に小屋を建て住んでるという。

ただしマークは当時4作目をちょうどリリースするところ。

内容としては、現代の一切のテクノロジーを手放し、自分の言葉、時間、本能、本当の人との結び付きを自分の手に取り戻すというもの。

そのため、マークへの連絡手段はメールでも電話でもなければ【手紙】なのだ!

手紙に添えた折り鶴。後にマークの小屋にて再会することとなる😙


当時ワークアウェイ(ボランティア)していたホストにも手伝ってもらいながら手紙を送ると、一週間後マークから返信がきた✨

やはり手書き。久しぶりの手書きの手紙。こんなに思いが伝わるのかと驚きながら読むと、新作のPRと親友が来るため、1日しかゆっくり話が出来ないけど、それでもいいなら自分用の食料と暇つぶしになるものを持っておいで😊とのこと。

早速荷物をまとめて翌朝にはマークの住む西アイルランドへと向かってるのであった。

マークが住むのは最寄りのバス停(Loughrea)から歩いて4時間弱、か車で40分程のザ、田舎。せっかくフリーエコノミー(等価交換を目的とする資本主義ではなく、余剰の物・エネルギー等を持ってる者が、等価を求めず与え合う経済思想)に向かうのでもちろんヒッチハイクで向かいましょう!

…が、肝心のマークの小屋は一切の電化製品や電気も通ってないので、薪を割ってストーブに、その熱を料理やシャワーに利用。電気の代わりにキャンドルを、隣の畑から野菜を、井戸から水を得て生活をしている。

新作を発表する直前のマークの元には、手紙でのやり取りでは遅すぎる”普通”の資本経済で生きる人達がひっきりなしに訪問してくる。

そんな多忙な中でも寒くないか、食べ物はあるか、心配して薪や野菜、日本語に翻訳された1作目などを持ってきてくれる。歩いて3時間の所にやっと小さなお店があるような田舎では、”お金”はあまり意味をなさない。でも、与えられるとマークの言う通り、直ぐには返せなくても何か出来ることをしたい、返したい、と思うものである。

薪を割る時間が取れないマークに代わってしている内に、5泊して帰る頃にはすっかりマスターしていた✨

さて、仕事の予定も全部空けて、私への手紙にもあまり話す時間が取れないかも。とも言っていた程大事な予定…

それは、親友Shaun Chamberlinと彼女の訪問であった!

結局4泊共にすることとなった彼等からも、楽しいだけではなくたくさんの気づきを貰うこととなる。人生は面白い🐝

マークの本は私に今まで疑問も持たなかった、考えもしなかったことに、たくさんの気づきを与えてくれた。

>ガソリンスタンドで給油をするとき、イラク戦争に思いを馳せる人がどれだけいるのだろうか?

>経済成長のせいで毎日150〜200種もの生物種が地球上から消えている事実。

>保険の加入者は「次の契約期間内に何らかの不幸が降りかかる」という予想に賭けるという、ギャンブルをしている。

>ナイロンは生産時に、二酸化炭素の298倍の地球温暖化効果を持つ亜酸化窒素を出す。世界一多用されるポリエステルは、原料となる水と石油の消費量が膨大なだけでなく、他のどの衣料用繊維よりもはるかに多量の二酸化炭素を排出する。

それなのに、今後10年分の人類の衣服の製造を、われわれは既に完了している。という事実。

>ボディーソープを売る会社が保湿剤も売っている事実。

などなど。

ほぼ、考えたり、知ると、なるほど!っと納得することばかりなのだが、2つ、どうしてもマークに聞いてみたいことがあった。

≫聞いてみた

Q1)人間関係にお金を介在させたことにより、その人固有の希望、夢、欲求、悲しみ、喜び、境遇を持ち、ケアを必要としている女性ではなくて、年に3万ポンドの負担を納税者に課す「福祉サービス利用者」となる。

と表現し、福祉サービスや、保育所の利用を否定しているようだったが、自分が老いてケアを受けないとどうしようもなくなったらどうするのか?

A1)「受け入れて、どこかへ行って死ぬ。」

マークの答えはとってもシンプルだった。

今一度読み返してみると、介護施設や保育所への批判ではなく、お金を介在させたことによる、コミュニティの希薄化への批判なのだが、当時の私にとっては福祉サービスそのものへの批判に感じられたのだ。

マークはきっと、お金で断絶された関係ではなく、余剰物やエネルギーがある者が他者に分け合える、真の人間関係のあるコミュニティを作り暮らす。そのコミュニティでも生きていけない程の病気や怪我をしたなら受け入れ、不自然な医療サービスや投薬を受けるのではなく、死ぬ。という意味であったらしい。

Q2)元々エコビレッジやコミュニティがないところで仲間を見つけるのはどうするのか?

A2)意外と難しい。実はボランティアハウスまで準備した当初のメンバーも皆それぞれ好きな土地で自分のコミュニティを創りたいと意気込んで出ていった。(元カノとも別れて、土地の権利がややこしかったりもする)

人の興味を繋ぎ止めることは意外と難しい。でも、Shown(その時訪問してきた友達)と出会えたのも1歩踏み出したとき。

仲間は最初1人でも、1歩先に踏み出したら着いてくるよ。

人生観を変え、そして薬草と東洋医学という新たなインスピレーションをくれたマークへの訪問。ちょっとでも興味を持ったあなた、まずは本を読んでみませんか?

ちなみに、オリジナルの英語版はオンラインで無料で読めます。

英語で挑戦してみる?✨

左:Shaun Chamberlin(彼もトランジションタウン活動を牽引した活動家であり作家である)
右:Mark Boyle

最後に、私が心を揺り動かされた、マークの彼女と、マークが引用したダライ・ラマの言葉で締めくくりたい。

「貴方も、誰でも、コンシューマー(消費者)からプロダクター(生産者)になれる!」

                                    By Alley 

「将来の心配ばかりして現在を楽しもうとしない。そういう人は結局、現在も将来も生きてなどいないのだ。あたかも死ぬことなどないかのように生き、本当の意味で生きることなく死んでいく。」

                                        By ダライ・ラマ

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