デンマークのナーシングホームを遂に見学!~後編~スタッフの1日と資格に注目✨

ウェルカムボードに私たちが!(^^)

ホイスコーレの修学旅行でコスタリカに2週間ほど行って、帰ったらすっかり冬。でした(˙◁˙)コスタリカ旅行も福祉関係ないけど備忘録のために書こうかな🎄

さて、後編!は、6年ほど人事に携わってたこともあり興味津々の<働く人>にスポットをあてていきまーす!!

1.人員体制

☝各ユニットに約12名ずつ入居されてます。

☑1ホームあたり

  • ヘルパー10人

(担当ホームが決まっていて動くことはあまりまりません。この10人でシフトをまわしていきます)

  • ナース(正看)
  • アシスタントナース(准看)
  • ヘッドキッチン

(栄養士のイメージでしょうか。キッチンもホームごとに広々ありますし調理はご入居者も含め皆でします。このヘッドキッチンスタッフは1週間ごとにご入居者とミーティングを開いて食べたいものを聞き出しプランをたてる役割)

  • クリーニングスタッフ

☑施設全体として

  • 管理栄養士
  • ジェニター

(ホイスコーレにもいます。訳すると管理人となりますが、なんでも作ったり修理したりしてくれるbuilderというイメージ)

  • 美容師(1週間に1回)
  • 療法士(アクティビティや地域も巻き込んだパーティーなんかを企画)

日勤ヘルパーは3〜4人:1の割合で日本とほぼ変わりませんが、なぜかゆったりしている。夜勤も2人で1ホーム見ているらしいけど「ゆったり過してる」と表現するスーザンさん。日本のドタバタ介護現場からは想像できない。。その秘密は後ほど!

そしてもう1つの驚きが、

ユニフォームがない!

こと。

ヘルパーのスーザンさんもこの通り、可愛らしいピンクのカーデガン✨名札もありません。

ナースかヘルパーか分からないし汚れないかな?と質問すると

「だって家だもん。」

シンプルで鮮やかなお答えでした。確かに、家にユニフォーム着てる人はいない。ご入居者も家族さんもホームに1人ずついるナースなら覚えられるし、一体なんの為に制服はあるのだろう。老人ホームと呼ぶからには働く人目線ではなく、ご入居者の家に近づける努力を怠ってはいけないと再認識させられました。

ちなみに、胸や足を出し過ぎない、という最低限のルールはあれど、働きやすければスカートもOKで、メイクにもルールはありません。服が汚れる可能性もある代わりに、毎月300kr(約6000円)手当をもらえるらしい。充分!!

またスーザンは<white coat syndrome>についても言及してました。白衣高血圧のことで、名前の通り、医者やナースが着ている白衣を見ると血圧が上がったり病んでいる気分になりやすいという症状のことです。

施設の方針であったとしても1つ1つ理由を理解して実行されてるところが素晴らしいなぁと感心。

2.ヘルパーの1日

7:00        日勤出勤

                申し送り+1日の担当予定を立てる

                夜勤が作ってた朝食を食べる

                 (ヘルパーも一緒に)

9:30       モーニングラウンド 約45分/人

               (シャワーや更衣の手伝い)

              終わったら皿洗いや昼食調理

12:00    昼食(ヘルパーも)

13:00   ご入居者は部屋で休憩

             皿洗い

14:00    アクティビティやご入居者とお話

              ティータイム(ケーキあり)

15:00     日勤帰宅+準夜勤出勤

                夕食準備

17:30     夕食

               皿洗い

18:30     ナイトケア

23:00    準夜勤帰宅+夜勤出勤

7:00      夜勤帰宅+日勤出勤

なぜゆったりしてるのかなー。と不思議だったのですが、このスケジュールを聞いて解消✨時間は一応書いてますが、出勤・退勤時間以外は厳格に決まってる予定はないのです。

ご飯もホームごとに献立は違いますし、準備に時間がかかる日もあるから前後することも普通だし、モーニングラウンドも出来ることが多い人はもちろん早めに終わって重介護の人に訪問すればいい。

ご飯もシャワーもアクティビティも、ご入居者が「する/しない」を決めれるので予定は未定。トイレの時間も2時間ごとにチェック!なんてことはありません。

本当に家の延長で好きな生活リズムを続けていける環境ですね。

3.デンマーク介護士の資格制度

デンマークには、

ホームヘルパー<アシスタントナース<ナース

の順に資格がレベルアップしていきます。

まず、ホームヘルパー

介護士として最低限必要な資格、となると日本のホームヘルパー資格(介護職員初任者研修)を想像しますが、デンマークではなんと1年半みっちり勉強してとれます。

学習内容は、料理、デンマーク文化、介護、実習3ヶ月、ケアプランの作り方など。

料理も結構みっちり教わるそうですが、デンマークのナーシングホームで働くなら必要不可欠なスキルであることも頷けます。

日本で言う<ケアプラン>の立て方も学ぶので、ケアマネージャーや資格は存在せず、本人、ヘルパー、ナースが一緒になってアセスメント、ケアプランを立てていくそう。

さらに上位資格、アシスタントナースを取得しようとすると日本の准看と似ていて2年かかります。薬の取り扱いや軽度の医療行為ができるため職域が広がります。またデンマークなら教育は何歳になっても無料なので皆取りたいのかな?と思いましたが、
「もうちょっと若ければ取ってたかも」

「給料少ししか変わらないから」

「パソコンを使ったペーパーワークが増えるより、今のご入居者と近い距離で話ができる時間がある方が良い」

等、あんまり積極的ではないのも意外でした。ホームヘルパーだけでも既に専門性が高いですもんね(˙꒳​˙ )✨

3.プチQ&A

これまでも質問は山ほどしたのですが(スーザンさんを始めスタッフの皆さんは全て優しく答えて下さりました)、ここからは書ききれなかった情報をおすそ分け!

Q.ワークライフバランスは?

A.基本的に残業はない。また2週間に1回必ず週末勤務があってそれ以外は個人の実情に合わせて勤務(例えば、小さな子供がいる人はクリスマスホリデーを取らせてあげて、子供から手が離れた人が出勤する)


Q.認知症の人の対応は?

A.認知症だからといって尊厳が奪われてはいけない。音楽で落ち着く人はヘッドフォンをずっと付けてるし徘徊したかったら歩いてもらっていいと思う。転けることももちろんあるけど、歩ける人を車椅子に乗せたり、精神剤を打ったりはしない。


Q.看取りはしてますか?
A.してます。亡くなられたら、ヘルパーは、本人が決めてたお気に入りの服へ更衣をさせ、手にはお花を持たせてあげる。部屋の前にキャンドルを灯すので他のご入居者も亡くなられたことは分かるけど、ご家族がドアを開けるまではスタッフやご入居者は入らず、開けてくれたら、お花をたむけたり、お祈りができるようになる。
家族、スタッフ、ご入居者とのお別れが終わったら、葬儀屋さんがやってきて、棺にいれて、隠すことなく正面玄関から出ていきます。

いかがでしたか?

文化、宗教観、人口などいろいろ違うので一様に取りいれられることばかりではありませんが、私はこんなナーシング”ホーム”で過ごしたいです。個人的には、人力式自転車はぜひ日本にやって来てほしい🚲✨

⚠後日調べましたが日本では「クリスチュニアバイク」として販売中。(デンマークのクリスチュニアというフリーランドから広がった文化だから)子供用ですが改良したら高齢者用等、もっと汎用できそうです!ただ、、高い💦

もっと都会のコペンハーゲンでは、これを使った若者と高齢者の交流が広がりつつあるそうで、面白いムーブメントですね!

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